幼児教育を語るひろば

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通り魔事件に思う

昨日東京秋葉原の繁華街で、凶悪な殺傷事件が起きました。7人が死亡10人が
重軽傷という報道に、ただただ唖然として言葉を失う思いです。かって大阪教育大
付属池田小学校で、8人の児童が刺殺されました。 その記憶が、まだ消えない
うちの悲しい事件です。

どんなに注意しても、「狂気に刃物」です。防ぎようはありません。それでも私たちは、
身を守らねばならないのです。

何故このような事件が起きるのでしょうか? 犯人個人が抱える問題、(生育環境や
生活環境から生じる問題)かも知れません。あるいは彼が生きる現代社会の背景に
潜む問題が、原因なのかも知れません。 まだ私には、見えてきません。

最近私たちを取り巻く生活環境は、著しく変わりました。社会的背景を探るために、
取りあえずどう変わったか? 私たちはもう1度身の回りをじっくり見回して、その
実態を把握してみる必要があります。

住宅事情(建物の様子など)・道路・交通事情・開発の様子 (道路工事・建築現場
など)等々の安全対策は、十分でしょうか? 生活事情全体にも、(政治・経済から
日常の暮らしぶりまで) 目をやる必要があります。

人間の生命や安全を守るための配慮は、行き届いているでしょうか? 行政だけに
任せておいてよいのでしょうか? 私たちが生活する町でも(町会・自治会・商店会
など)、そして私たち自身でも、安全安心な暮らしに留意する必要があります。


このような事件を通して、学ぶことは何でしょうか?

犯人は異常者として片付けられやすいのですが、実は私たちの身の回りに沢山い
て、普段は普通の人として生活していると言われます。

でも家族や地域の人たちは、何か異常に気づく時があるはずです。その情報を収集
する仕組みが、作れないものでしょうか? 事前に事件を防ぐには、それしか方法は
ありません。 プライバシー問題もありますが、関係機関が智恵を出し合えば、解決
方法も見えてくると信じます。

今回の犯人は 携帯のインターネット掲示板で、事件を予告していたと言われます。
インターネットから犯行を予見する方法も、あるのではないでしょうか?

人の集まる場所の(駅・学校・劇場等の集会場・繁華街・商店街・・・・)、制服警察官
による巡察の強化も、効果があるように思います。

一方で私たち自身も傷害保険等に加入して、いざという時の自己防衛を図る必要が
あります。これから先も、こういう事件が起きないという保障は無いのですから・・・・

またこのようにテロにも等しい無差別殺傷事件の被害者には、国家補償制度の充実
も必要です。よりよい法整備をして、完全・敏速に補償が行われるように希望します。


子どもたちをこういう事件から守るには、どうしたらよいでしょうか? 大切なのは子ど
も自身が危険を予測し、安全を確保する習慣を身に付けていることです。


繁華街に出かけた時の子どもたちは、開放感でいっぱいです。 様々なものに目が
移り、注意力は散漫になります。安全確認意識は、ゼロという状態です。

そんな時に事件に遭遇したら、子どもの力ではどうにもなりません。 反射的に近く
の大人に、 助けを求める判断力が必要です。 不幸にして負傷するような事態に
なったら、負傷部位を確認して止血などの応急手当が出来ることです。(ハンカチや
衣服を裂いて包帯代わりにするなど) 

これらは普段からの学校や家庭における安全指導によって、 安全能力がどう身に
付いているかで決まります。

安全能力というのは敏捷性とか柔軟性とか、 身体的な能力だけではありません。
事件の状況や被害の程度を確実に認知する知的能力や、落ち着いて状況に対処
する精神的能力も求められているのです。


本当に悲惨な事件が、また起きてしまいました。亡くなった方々のご冥福と、負傷さ
れた方々の1日も早い回復をお祈りします。