幼児教育を語るひろば

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自殺考

1週間ほど前に厚労省は、07年度精神障害により労災が認められた人は268人 
そのうち過労自殺者は81人で いずれも過去最多と発表しました。

専門家の分析によると、「IT系や研究機関など職階が細かくなく 管理職の少ない
職場ほど、多様な仕事を任されて強いストレスに晒され勝ちだ。」と指摘しています。

長時間労働や成果主義が広がる中で、心の病に悩む人が増えていることを示して
いるのだと思います。


ところで、子どもの自殺の問題はどうでしょうか? 昔から日本の子どもの自殺率は
高く、世界でも上位にランクされています。

いじめによる自殺はマスコミでも大きく取り上げて、動機や死因まで詮索します。然し
その他の自殺は、人権問題もあり動機もはっきりしないことが多いので あまり報道
されません。

子どもの自殺は、 本人自身も動機がはっきりつかめない場合があります。 自殺の
決意や手段も曖昧な場合があります。だから自殺未遂も、大変多いのです。こういう
ことから、 「自殺の動機を解明すれば、自殺予防の手立ても考えられる。」 という
学者もいます。

実は子どもの自殺も、心の病が関係しています。ただ子どもは、心の病を訴える術を
知りません。 やはり親や先生など、周りの大人が気づいてあげるのが一番大事な
ことです。

急に子どもが怒りっぽくなる・逆に弱気になる・元気だった子がふさぎ込む・逆に内気
な子がはしゃぐ・登校(園)を渋る・体調不良等を訴える・食欲が無い・夜うなされる
・・・・ 等々。

いつもと違う行動や様子に気づいたら、 すぐにかかりつけの医者か精神科医に診て
もらうようにします。素人判断で、「疲れだろう」とか「ストレスだ」 とか決め付けては
いけません! 

(民間団体の活動だが、ふだんから「いのちの電話」を話題にするのも良い。)

少子化とはいえ子どもたちを取り巻く環境は、益々競争社会となっています。ですから
家でも学校でも、 知らぬ間に子どもたちに 1等賞を取るよう鞭打ってしまうのです。
「みんながそうしているから」というだけで、訳も分からぬまま子どもも 親も 先生まで
も 目標も確かめずに走り出してしまうのです。

それでは、子どもも疲れます。時には楽になりたいと、自殺を考えるような子が出てき
ても不思議ではありません。

今日も学校から帰ってすぐに、進学塾へ通う子どもたちと出会いました。多くの子ども
たちが、有名校を目指して受験競争のレールを走っています。 暴走にならなければ
よいのですが・・・・