幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

我が道を行く

ベネッセ教育研究開発センターの調査によると、 小中学生の子どもを持つ母親の
2人に1人は習い事や塾に通わせないと不安に思うと言います。東京近辺1都3県
に住む母親5312人から、回答を得た結果だそうです。

約10年前の 98年には42.7%の母親が「塾に通わせないと不安」と答えていたの
が、 今回の調査では 51.7%に増えました。 本来なら少子化のはずですから、
受験競争も楽なはずなのにどうしてでしょう? 調査では、競争はむしろ激化して
いると言っています。

同じ調査で「教育・進学面では、世間一般の流れに乗り遅れないようにしている。」
と答えた母親が 55.8%いて、これも 98年の調査結果 46.9%より増えていると
言います。

母親たちは、何が心配なのでしょうか?

一方で「子どもが成長したと感じる」ことがあるかどうかを聞いたところ、「よくある」が 
57%で 98年から18ポイントも低下しているそうです。57%といえば約半数の母親
が、子どもの成長ぶりを実感していないことになります。 このことが 「塾へ通わせ
ないと不安」という母親の心配を煽っているのではないでしょうか?

要は我が子の力を信じられないから、他力にすがることになるのだと思います。実は
子どもたちはこの世に生を受けてから、年年歳歳日々確実に成長し続けています。
それが自然の理なのですが、それを信じられない母親があまりにも多いのです。

その証拠に 「子どもを持つことによって自分自身が成長した」と感じている母親は、
48%で半分にも達しません。しかも 98年より 6ポイントも減ったと言いますから、
母親たちは子育ての自信を益々無くしているように思います。

「今は政治が悪い・経済が悪い・治安が悪い ・・・・ おまけに競争社会だから、それ
に勝たなければ負け組みとなる。」と、母親たちの不安を煽る情報が飛び交います。
我が子を名門校・一流企業へ入れなければ、という気持ちも分かります。

でも少し冷静に考えれば、すべて子ども抜きの話です。 小中学生ともなれば子ども
なりの人格が形成され、しかもそれは個性的な存在なのです。それを無視して世間
一般の流れだからと、その流れに子どもを投げ込むほど愚かなことはありません。

もちろん 選んだ習い事や塾通いが、ピッタリ合う子もいます。 それはそれで進め
ても、 一向差し支えありません。ただ 全部が全部を同じ客車に詰め込んで、同じ
レールを走らせるのは無意味だということです。

もっと我が子をじっくり観察して、 どんな能力・適性があるのかを確かめましょう! 
時間はかかりますが、あせる必要はありません。そして進む道を我が子が自分で
選ぶようになるまで、暖かくそっと見守ってあげましょう!

本人が選んだ道なら、例え失敗しても必ず立ち直ることが出来ます。むしろ早く立ち
直る力をつける方が、より豊かな人間性を育てます。

「七転び八起き」  Going My Way ! です。