幼児教育を語るひろば

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アサガオ


 アサガオ

朝顔に つるべとられて もらい水   (加賀千代女)

日本人の優しさ、自然を愛する心が表われている句です。

台風9号に一度はなぎ倒されたアサガオが、逞しく蘇りました。

アサガオはすでに江戸時代から、庶民に愛好されていたようです。東京入谷や染井の朝顔市は、昔から有名です。私も、何回か行ってみました。

アサガオの遺伝子は、日本の学者によって明らかにされました。その組み合わせに
よって、様々な変わりアサガオが作られています。

先日も園芸店で、「獅子牡丹」なるアサガオを見ました。花びらが管状で、まるで
ヒガンバナか管もの菊のようです。

アサガオの原産地は、熱帯アジアと言われますが、前に紹介したイリオモテアサダオ(琉球アサガオ)などが、原種に近いのではないかと思います。

アサガオは栽培しやすく庶民的な花ですから、江戸時代の人たちにも人気があった
ようです。何と言っても、暑い夏に涼を呼ぶ花です。

近所のIさんは、大輪アサガオ作りの名人です。鉢植えですが、毎年見事に咲いた
大輪アサガオを、楽しませてもらっています。私にも色々教えてくれますが、何しろ
前の年から、種を蒔く土・鉢・肥料等を準備するので、つい面倒になります。

土も川砂を混ぜたり、鉢は素焼きがダメだったり、肥料も純良の油粕・魚粉・米ぬか・わら灰を使うなど、なかなか大変です。さらに鉢も地面にじかに置かないで、やぐらを組んで少し高い所に置きます。

やはり、何事も手間ひまかけないと、立派にはならないことを痛感します。

「花の命は短い」と言いますが、アサガオは、せいぜい午前中の半日しか持ち
ません。わが家で栽培している花で、命の短いものを調べてみました。

月下美人は、夜の4時間程度です。フヨウ・ハイビスカスは、1日花です。ドイツ
アヤメが、3日間ぐらい持ちます。

命は短くても、月下美人は強烈な香りを放って、夜の昆虫を集めます。他の花々は、香りは強くなくても、大きく目立つ色彩で昆虫たちを呼びますから、立派に花の役割を果たしています。

残暑が居座る東京ですが、アサガオの花に涼を求め、癒されています。