幼児教育を語るひろば

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広島の子どもたち

原爆の日を前に、しばらく広島市内の娘の家に滞在していました。参議院選もあったので、一昨日帰京しました。

前回の衆議院選で大勝した自民党が、今回の参議院選では、歴史的な大敗を喫しました。「驕る平家は久しからず」と言います。年金問題・格差問題・政治と金の問題等々、与党側の議員の言動に、驕りがあったのも事実です。

しばらくの間、政界の混乱は続くことでしょう。でも与党も野党も、党利党略に明け暮れするだけでなく、国民生活にしっかり目配りして、それぞれのマニフェストの実現に努力して欲しいと思います。

ところで、広島の「平和記念式典」は、8月6日に平和記念公園を中心に開催されます。当日は、全国各地から式典に参加する人たちが、広島に集まってきます。広島市では、そのための準備がすでに始まっていました。

準備の担い手として、広島の子どもたち(幼・小・中・高校生いずれも)が、頑張って
いることを知りました。

原爆ドームを中心に、市内には原爆犠牲者の「慰霊碑」が200碑ほどあります。原爆ドームは勿論、それらの慰霊碑は、原爆の悲惨さと平和の大切さを訴えるシンボルとなっています。この慰霊碑の清掃に、多くの広島の子どもたちが関わっていました。

原爆ドームの脇を流れる元安川は、被災した沢山の人たちが原爆の熱風の熱さから逃れ、水を求めて押しかけ、そして力尽きた場所です。

8月6日の夜は、この川を中心に、犠牲者の霊を慰める「灯篭流し」が行われます。
10000個以上の色とりどりの灯篭が、平和の祈りを込めて流されます。この灯篭も、いま子どもたちが心を込めて製作中でした。

中3の孫が通う学校は、「平和記念式典」の手伝いをするそうです。孫は生徒会の
仕事をしている関係で、すでに事前の準備に出向いていました。(孫が担当するのは中央会場ではなく、護国神社の方だと話していましたが、担当場所のえり好みは感じられません。) 中1の孫の方は、慰霊碑の掃除とのことでした。

8月6日前後は、夏休みでも一番暑い時期です。でも孫たちの様子を見ていると、
「平和記念式典」の奉仕活動を、無理なく素直に受け入れています。

被爆地広島に生まれ、小さい時から原爆の爪跡を見ていますし、被災者の体験談も聞いています。学校も、平和教育には力を入れているでしょう。

私も孫たちに「はだしのゲン」にも登場する、平和公園近くの本川小学校(爆心地から350m)へ、案内してもらったことがあります。子どもたちは、被爆施設と日常的に接しているのです。

広島から遠い東京で生活する子どもたち、それに62年という時間の経過、彼らに
原爆の恐ろしさを訴えても分からないでしょう。広島の悲劇を伝える「原爆ドーム」は、後世に平和を訴える「世界文化遺産」です。東京の子どもたちにも、1度は尋ねて欲しいと思っています。

ドームのある平和記念公園には、「平和記念資料館」「原爆死没者慰霊碑」・「平和の灯」などがあります。また公園周辺には、被爆施設として「旧日本銀行広島支店」・「本川小学校(同平和資料館)」等が保存されています。東京の子どもたちも、これらの施設をを訪れるだけで、きっと「平和」について考えてくれるだろうと思っています。