幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

お受験競争再燃?

散歩の途中で、知人のHさんと会いました。「よい所で会った。孫のことで(次男の
子ども)相談がある。」と言うのです。お孫さんは、いま幼稚園の年長さんだそうです。Hさんの話を聞いてみると・・・

次男夫婦は、子どもを私立の小学校に入れたいと思っていました。すると、塾に通わせないとダメだと、知り合いに言われました。早速、小学校受験で評判の塾を訪ねたところ、5歳では遅い、みんな3歳からガンバッテいると言われたのです。

一応入塾のテストを受けたのですが、孫は問題がぜんぜん分からないし、塾の先生の質問にも、受け答えが出来なかったというのです。家に帰ってきた孫は、「塾へは
行かない!」と、だだをこねました。

そこで、「いまからでも間に合う塾はないか?」 と言うのです。少子化のため、お受験は下火になって来たとばかり思っていましたが、大違いのようです。

「どうして私立小学校を受けさせるのか?」と、私は聞いてみました。すると、「近所の公立小学校の評判が、悪いから。」と言うのです。何が評判悪いのかを、聞いてみました。

具体的に、ここが悪いというわけではなく、うわさとして、「勉強やしつけが厳しくないから。」ということのようです。Hさんの相談は、「公立がよいか? 私立がよいか?」というのではなく、「適当なお受験塾はないか?」ということでした。

そこで私は、話を私立校の受験に戻して、「私立へ通わせるには、それなりの理由がないとダメだ。」と言いました。「どんな理由か?」と、Hさんが聞くので、次のようなことを話しました。

*建学の精神(創設者の考え・思想等)に共感。
*学校の雰囲気(校風)が、子どもに合っている。
*小・中・高の一貫教育に賛同。
*教育方針(教育内容)に賛同。
*学校の環境・通学の便がよい。

思いつくままに話しましたが、Hさんと別れてから、この他にも、教師陣・卒業生・保護者のことや、経済的な負担のことなども、話せばよかったかな?と思いました。

それから、次のようなお受験の問題点を、強調しておきました。

*遊びが少なくなり、体力づくりの機会が減る。
*親子の会話が貧弱になる。(受験に関する話ばかりになってしまう。)
*競争意識を煽って、排他的・自己中心的な考え方を育てる。
*地域での友だち関係が、薄くなる。
*勉強に追われ、幼児期に必要なしつけが疎かになる。
*記憶中心の学習態度は身につくが、応用力が利かない。
*塾の先生や親の指示による学習に慣れ、指示待ち人間になる。
*塾での勉強で疲労が溜まる。(往復の距離・時間、生活パターンの崩れ。)

公園のベンチに腰を下ろして、Hさんと2時間近くも、お受験について話し込んでしまいました。小学校受験ばかりではありません。新聞の折込み広告でも、駅周辺の広告看板でも、小・中・高・大学受験の宣伝が、大変多く目につきます。

学校で、人の値打ちが決まるわけではありません。特に小学校受験の場合は、子どもの将来を誤った方向へ、無理やり押しやってしまう心配が、とても大きいのです。

お受験を考えている親御さん! 子どもを大事にするということはどういうことか? 
自分だったら、どうされたいか? 小さい頃を思い出して、賢いお父さん・お母さん
として、行動して下さい。

スポンサーサイト