幼児教育を語るひろば

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HIV/エイズと子どもたち

時機はずれに、「ユニセフ・ニュース」が届きました。表紙に目をやると、「HIV/エイズ緊急アピール号」とありました。

ユニセフでは、HIV/エイズ問題について、ずいぶん前から取り組んでいます。2005年10月からは、「子どもとエイズ世界キャンペーン」が始まり、HIVの感染・予防に
努力しています。

日本では、HIV/エイズについて、まだまだ関心が低いように思います。私の周りの
青少年に尋ねても、性交渉で感染する程度の知識はありますが、どんな病気か?
感染したらどんな治療があるのか? ましてや子どもへの感染、そして感染を防ぐ
方法などは、殆んど答えられませんでした。

2006年12月の統計によると、HIV感染者の数は、世界中で3.950万人、そして
今もどんどん増え続けています。

感染者の63%は、サハラ以南のアフリカ諸国に集中しています。20006年1年間の新たな感染者数は、280万人で、その内子どもは53万人です。

特に女性の感染率と、母子感染の増加が著しいことが報告されています。サハラ
以南のアフリカ諸国の首都では、10人に1人の妊婦が感染者だそうです。ボツアナ
やスワジランドでは、首都に住む妊婦の3人に1人が感染しています。

HIVに感染している女性の中には、貧困や人身売買によって、性的搾取の犠牲になる場合が多いのです。然し、最近は性産業に関係が無い普通の女性たちの間にも、急速に感染が広がってきました。HIV/エイズに関する正しい知識が無いので、感染予防の方法も知らないからです。

お母さんがHIVに感染すると、赤ちゃんは誕生前後に、そのお母さんから感染する
確立が高いのです。HIVに感染した赤ちゃんの2人に1人が、2歳になる前に死んで
います。

HIVの母子感染については、98%防ぐ方法が確立されています。でもHIVの母子
感染予防を必要とする女性の9割以上が、何のケアも受けずにいると言われます。

HIV母子感染の予防にかかる費用は、最低必要な期間で1人あたり45.000円
試算されています。1週間あたりにすると1.250円、これだけの費用があれば、感染
したお母さんから生まれる子どもたちの、生命を守ることが出来るのです。

先進国だからと、HIV/エイズを軽視しがちな私たちですが、子どもたちの未来を奪うHIV/エイズは、決して他人事で無いことを知りましょう。そして、この世界から、HIV/エイズの悲劇をなくすために、行動しましょう!

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