幼児教育を語るひろば

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児童虐待

新聞と一緒に練馬区報が届けられました 1面のトップに「11月は児童虐待防止推進月間」とありました

児童虐待の問題は マスコミでも盛んに取り上げているので 最近多くの人たちが関心を持つようになりました 加えて行政でも このような企画を勧めるのは 大変有意義なことです

子どもへの虐待とは何か? ということを 区報で要領よくまとめていました

*身体的虐待・・・殴る ける 戸外に閉め出すなど
*性的虐待・・・性的いたずら 性的行為の強要
*養育の放棄(ネグレクト)・・・不潔なままにしておく 食事を与えない 車に放置
 するなど
*心理的虐待・・・暴言 無視 兄弟・姉妹間差別など
*同居人による児童虐待を保護者が放置する
*子どもに家庭内暴力を見せる

そして 子どもにとって有害ならば 「しつけ」ではなく「虐待」だと言っています さらに 上記の定義だけが虐待ではなく 「しつけ」のつもりで子どもに厳しく接するうちに 虐待にエスカレートしてしまう場合もあると警告し 虐待する危険性は 誰にでもあるのだと説いています


児童虐待防止法では 虐待らしいと感じたら 迷わずに連絡(通告)すること 通告は発見した人の義務であることを 規定しているとも述べています

東京都では 緊急の場合 「東京都児童センター」へ連絡することになっています 現在では 各自治体にも 通告専用の電話が設けられているようです

小学校長時代 2年生の男児がいる男親と結婚した女性から 次のような趣旨の相談を受けたことがあります

「愛情さえあればうまくいくと思っていたが 子どもがなかなかなついてくれない 一生懸命子どものためにとやっているのだが いつも空回りしてしまう こちらの気持ちが通じないようだ 子どもはすぐに反抗する 物を壊したり お財布から勝手にお金を盗ったりする 言うことを聞かないので つい大声で叱ったり叩いたりしてしまう このままだと疲れてイライラするし 虐待に進んでしまうのではないかと心配だ」

私は 次のようなことを話しました でも すぐには解決に結びつかず 何とか普通の親子関係らしくなったのは 1年後だったように思います

愛情だけで子育ては出来ません 途中からの親子関係では それまでの 子どもの成長過程を見ていません 子どもは誕生と同時に成長し続けているのです しかも どの子も同じテンポで成長しているわけではありません 個人差があります
 
その上 あなたが母親になるまでは 違う親子関係の中で育ってきました 成長するということは変化するということです お母さんは この変化を理解しながら子育てをしています その変化の様子や段階を知らないで 子育てを引き継いだわけですから 新しい親子関係を築くのに手こずるわけです
 
多分子育ての順序が飛んだり 逆になったりしていることもあるのだと思います 子どもが反抗したり お金を盗ったりするのも 新しいお母さんを試しているのかも知れません あるいは 好きな人を困らせようとする甘えの裏返しの行為かも知れません

子どもを何とかしようと 愛情の押し付けは無用です 子どもの気持ちを自然に受け止める おおらかなお母さんを心がけなさい

生さぬ仲の親子関係では 虐待問題が起こり易いので 体験談を記しました