幼児教育を語るひろば

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Child sex tourism

ユニセフ・ニュース 211号によると 観光立国を目指すスリランカでは いま チャイルド・セックス・ツーリズムが問題になっています それは 国外からの観光客が 現地の子どもを セックスの対象として買いあさる「子ども買春観光」のことです

スリランカでは 毎年数千人の子どもたちが 売買春に巻き込まれ その半数以上が 男の子だと言われます 男の子が 性的虐待の被害者になる詳細は分かりませんが いずれにしても 社会の周辺に追いやられた 貧しいコミュニティーの子どもたちであることは確かです

スリランカ政府は 観光局を中心に 「チャイルド・セックス・ツーリズムは絶対に許さない (Zero tolerance for child sex tourism) 」というスローガンの下で 子ども買春の根絶に取り組んでいます ただ 財政面・技術面で ユニセフ等の支援に頼っているのが現状です

日本をはじめ 世界90カ国以上の国で 「子どもの権利条約」「子どもの買春 子どもの売春 子ども買春及び子どもポルノに関する子どもの権利条約選択議定書」が 批准されています 法制的には 一応の成果を上げています

同議定書は 性的搾取等から子どもを守るため 子どもの売買 子ども売買春 および子どもポルノに係る 一定の行為の犯罪化 裁判権の設定 国際協力等を 主な
内容としたものです


然し 法律の整備だけでは 子ども買春や 人身売買をなくすことは出来ません

経済力はあるけどモラルに欠ける観光客 一方貧しい環境に生きる子どもたち この構図が解消しない限り Child sex tourism は なくならないでしょう
悲しい現実です

日本の旅行業界は 世界一の規模を誇ると言われます 日本の業界が「子ども買春観光」に係っているとは思いたくありません むしろ その規模と影響力を活かして 「子ども買春観光」の一掃に 一肌脱いで欲しいと思います

国際労働機関(ILO)では 全世界で180万人の子どもたちが チャイルド・セックス・ツーリズムを含む性産業に 巻き込まれていると推測しています

貧困の影響も 武力紛争で危険に晒されるのも 先ず子どもたちです 国を預かる
指導者たちには 勿論頑張って欲しいと思いますが 私たち大人も この現実から
目をそむけてはならないと思います