幼児教育を語るひろば

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子ども時代

駒大苫小牧高校で 卒業式を終えた3年生の野球部員が 居酒屋で飲酒・喫煙して 警察に補導されました 学校側は 選抜野球大会への出場を辞退しました 残念な事件です 中には 「18歳と言えばもう大人 卒業という解放感もあったのだろうから 大目に見たら・・・」 という声もあります 確かに 肉体的には大人だと思いますが (本当は 精神的にも大人になって欲しい) 少し軽薄な大人というそしりは 免れられないと思います

高校卒業は 「子ども時代」の集大成と言っても 過言ではありません
純粋で 多感で 正義感が強く 真理を追究するために わき目もふらず 何ごとにも真剣に取り組む時期です

同情論は別として きまりが守れないという 弱い心・倫理観が問題なのです
飲酒・喫煙・けんか・たかり・家出・怠学・怠業・不健全娯楽・婦女誘惑・薬物乱用など 少年非行につながる行為は 沢山あります でも 根は共通です やがては 犯罪を惹き起こすようになります 残念ながら 日本をはじめ 先進国と言われる国々が抱える 子どもを犯す病巣です
理由は色々考えられますが 豊かさに付きまとう影のようなもので それが 甘えの構造を作り出しているという学者もいます

そこで 今回事件を起こした苫小牧高校の生徒をはじめ 日本の多くの子どもたちに 開発途上国の様子を あらためて 知って欲しいと思いました 
(大人にもぜひ知って欲しい)

子どもの権利条約
1986年 国連総会で 「児童の権利に関する条約」が 採択されました 人権条約としては 画期的なものです 内容は 世界の子どもたちが 健やかに そして安全に成長して行くことを 保障しようというものです 当たり前のような条約ですが それから17年経った今 子どもたちの生活は どう保障されているのでしょうか?

「世界子ども白書・2005」を見てみます
実は10億人以上の子どもたちが 普通の生活どころか 生命まで脅かされるような 危機的状況下に晒されているのです 開発途上国では 貧困のため 生まれた子どもの6人に1人は 5歳まで生きられないと言います さらに ワクチンで予防すれば
助かるのに それが受けられず 毎年200万人以上の子どもが 病死しています

1億2千100万人の子どもたちは 小学校へも通っていません 1億8千万人の子どもたちが 最悪の形態で 労働に従事しています 悲劇なのは 200万人の子ども
たちが 性産業?で搾取され 毎年120万人の子どもたちが 人身売買の犠牲に
なっていることです

この事実を 日本の子どもたちは どう受け止めるでしょうか? いや 大人も どう受け止めるでしょうか?

「飲酒・喫煙くらい・・・」と 苫小牧高卒業生の事件を捉えているとしたら・・・ 
恵まれている日本だからこそ 「子どもの時代」をどう生きるべきか もう1度 子ども
たちにも 大人たちにも 真剣に考えて欲しいと思います

蛇足ですが 上級生の不始末を 連帯責任として 下級生まで罰を受けるのは どうなのでしょうか? オウムの松本被告の子どもが 入学を拒否された事件もありました 本人たちにはどうしようもないことで 責任を取らせらるのは 何かひっかかります 
日本的な考え方と思えば 気持ちは分からないでもないのですが ルール違反者の 個の問題として 解決できないものでしょうか?