幼児教育を語るひろば

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小学校の英語教育

小学生を抱える教え子のMから 相談がありました 「小学校で英語が必修になる
そうだが どんな準備をしたらよいか? すでに業者が十数万円もする 英語教材の訪問販売に訪れた・・・」 という内容です 今回の 中央教育審議会・外国語専門
部会の提言に 舌なめずりしている関連業者が いっぱい出てきそうです

英語を覚えれば 外国旅行に便利だし 将来外国相手の商売に従事するなら とても役立つことは疑いありません ただ 英語を何時から勉強したらよいか? ということは 個人差があって この時期からとは決められません 結論を先に言えば 現行の中学校からで間に合います

長い小学校教師の経験から言うと 週1時間程度の英語学習では やっても意味が無いと 思っています 国語の学習だって 週5~8時間実施している現状ですが なかなか効果は上がりません ましてや 外国語の勉強です やるなら 毎日2時間
以上費やす必要があります

提言では 英語の音声や表現に親しませるのが目的だと言います 今の子どもたちは 日常生活において 色々な場面で英語の音声や表現に 馴れ親しんでいます 今さら週1回程度 学校の授業で取り上げても 全く無意味です 現状のように 総合学習やクラブ活動の中で 英語を取り入れた活動を工夫すれば それで十分です

そこで私はMに 「あまり気にする必要は無い 子どもにも 英語で遊ぶ時間ができると話せばよい 何も準備することはいらない」 と答えました

明治以降 私たちは西洋文化に対し(言語も含めて) 何となくコンプレックスを持ってきました ですから 英語を学ぶ姿勢も受身になり勝ちです でも最近は違います 
英語文化がなだれ込んできていますから ずいぶん英語に対する抵抗感も薄くなってきました

中学校から英語の勉強が始まります 日本の英語教育は「文法」中心だから話せない とよく言われます 私は違うと思います 時間数が足りないのだと思います 現状では 週3時間平均です これではどんな指導方法を考えても 身にはつきません 
ですから中学校では それこそ英語に馴れ親しむ程度で よいと思います  

英語学習は 無理をしなくてもよいのです 世の中 英語を学ぶ環境も整ってきました 本人が学ぶ気になった時に 自らその環境に飛び込んで 本格的に英語学習に取り組めばよいのです

英語を話すことを 国際人の資質のように言う人がいます 大きな間違いです 
国際性というのは 言葉の問題ではなく 人柄の問題です 外国語を話せても 
国際人といえない人は沢山います 
むしろ 正しい日本語で 内容のある話をする人こそ国際人です

最近 朝令暮改の多い文科省です 教育界も 各家庭も 振り回されないようにと願っています 何よりも 子どもたちを 混乱させないで欲しいものです