幼児教育を語るひろば

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茶道

東京は雪です ふだん雪とは縁が薄いので 数センチの積雪でも 市民生活に影響を及ぼします 今日はまた 大学入試センター試験の日だそうですが 受験生が滑ったり転んだりしては 縁起が悪いですね

昨日 友人から初釜の席に招かれて 出かけてきました 
彼の家には 茶室として利用できる 10畳くらいの座敷があり 水屋も備えられています 座敷の前には 和風の庭もあり つくばいや腰掛が設けてあります
床の間には濃緑の花瓶に 水仙が生けられていました 寒中なので 雪を被った様子を表すために 葉が折られています
お菓子も 寒紅梅と結びのしで 1月の茶席にふさわしいものでした

亭主役の友人が 濃茶をたててくれました 正客役は私ですが 連客は友人の奥さん 息子さん夫婦の3人ですから 気兼ねがありません
最近は 私の濃茶の作法も いい加減になってきました でも 濃茶をいただいてから お服かげんの挨拶 茶碗・なつめ・茶杓等の拝見を 一通り済ませました

私が茶道に興味を持ったのは もう30年以上前になります 
ある座禅の会で 仏教と茶道の関係について 話を聞きました その折りに聞いた 「茶禅一味」 「一期一会」 という言葉に とても心を惹かれました それを機に茶道の勉強を始めて 茶会にも足を運ぶようになりました

数年経って ふと考えたのは 何と形式的な動作が多いのか? ということです
座り方・立ち方・歩き方・おじぎの仕方・フスマの開け閉めなどは 日常の作法として まだ役立ちます しかし お点前に関わるもの ふくさ・なつめ・茶杓・茶碗 等々の扱い方などは それぞれ意味があるにせよ 茶道の本筋から ずいぶん外れているように思いました

茶道の祖といわれる千利休は 「家は漏らぬほど 食事は飢えぬほどにて足ることなり これ 仏の教え 茶の湯の本義である」 と説いています
もっと 自然体で お茶を楽しまなければいけないと 思うようになりました それに 茶道の究極の目的は 作法を覚えるのでは無く おいしいお茶を どうやってたてるかということなのです

ところで ふだん飲んでいるのは 抹茶より煎茶の方が多いと思います ですから 近頃は 煎茶道に興味を持っています
煎茶道は 江戸時代から盛んになったようです 売茶翁(黄檗山の禅僧)という方が その祖といわれます 売茶翁については 面白い話もたくさん残っていますが 別の機会に譲ります

茶道には「道」という文字が使われます 書道・剣道・柔道・香道などと 日本文化に関わるものには みな「道」が付いています 「仏道」と言いますから 日本文化を支えてきた仏教精神と 深く結びついていると思います

「道」の文化は 「座る」文化だとも言われます
そういえば 最近の若い人たちは お茶を飲まなくなりました 飲んだとしても 缶入り・ポット入りのお茶を 清涼飲料感覚で飲む程度です 子どもたちもそうです 座る
文化から遠ざかってしまったからでしょうか?

ストレスの種が尽きない現代社会です 1服のお茶が ストレスを解消する手助けになるかも知れません 自己流の 自然体で お茶を楽しんでみては如何でしょう