幼児教育を語るひろば

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大人になりきれない?・1 

最近の事件では 大人になりきれない連中の 異常行動をよく見聞きします
例えば 幼児やホームレスの人たち等 弱者へのいたずら・乱暴・けんか・傷害事件 さらにエスカレートして 恐喝・強盗・殺人事件にまで発展しています

私は 「人の心は 人間関係の中で成長する」と 繰り返して述べてきました 中でも大事なのは 幼児期における人間関係だと思っています
人間関係の始まりは 家族ですから そこが 人の心を育てる最初の場となります

(家族の問題は 別の機会にも触れることにします) 
きょうは 3~4歳頃の 集団遊びの大切さについて 書いてみます この時期 同年代の子どもの中に入って 遊ぶことが出来るようになることが とても大事なのです

同年代の子と遊ぶというのは 家庭の外へ 初めて踏み出す経験でもあります 幼児期におけるこのステップが とても重要です つまり 成長の順序として 通過して欲しい第2段階なのです この段階を素通りすると これから後の人間性の(社会性も)獲得が 難しくなってしまいます

成長するというのは 変化することです この変化は 早ければよいと言うものではありませんが 順序を飛び越えてもいけません

子どもを 家庭から連れ出して 集団遊びの仲間入りをさせると 利点は色々あります 先ず 外へ出ますから 環境も変わって 新しい発見があります 自然と触れることによる発見が 子どもの想像力を膨らませて 探究心を育てます
戸外で遊ぶ活動が多くなりますから 体力づくりにも最適です 知らず知らずの内に 握力や背筋力もついてきます 遊びも活発になって 危険から自分を守る術も 身につくようになります
同年代の子どもと遊ぶことで 時には争いも起こりますが 協同・協調・協力を学ぶことが出来ます 何よりも 仲間意識が生まれて その集団の中にいることで 安定するようになります

家族以外の関係で 人間関係のぬくもり・安らぎ・信頼を体験することは 大人になるためにも(社会性を身につけるためにも) 非常に大切なことです

幼児期の友だち関係が 大事なことを述べてきました 
子どもがだんだん大きくなって 幼稚園・保育園 そして 小学校・中学校へ進むようになると また 別の問題が出てきます

親は わが子に友だちが出来なければ 心配ですが 出来たら出来たで 今度は干渉するようになります つまり 「よくない友だちと遊ぶな!」 というわけです よくないとは 親から見て 不良性のある子のことです
よくない子と遊ぶと 生活が乱れる よくないことを覚える 親の言うことを聞かなくなる 等々です できるだけ よくない子から わが子を遠ざけようとします でも 殆んどの場合は 逆効果のようです

「類は友を呼ぶ」です それに 友だち関係というのは 片思いでは成立しません お互い 気に入っているところがあるから 惹かれるのです
実際子どもたちに聞いてみても 「気心が合う」 「自分に優しい・親切」 「なぐさめたり 励ましたりしてくれる」 「信頼できる」 「自分を1番理解してくれる」 と言う答が返ってきます

親と子の友だちに対する見方は とても大きなずれがあります