幼児教育を語るひろば

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七輪陶芸

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暗いニュースばかりが続いていますから 気分転換に 最近の私の趣味を紹介します
2年ほど前から 七輪陶芸と称して 七輪を窯にした陶芸に打ち込んでいます 市販の電気窯などを使えば 簡単なのですが 七輪で焼き物となると一苦労です 
(写真は 最新作です)

実は 九州在住の友人から勧められて 始めました 先生は勿論その友人です 指導内容の詳細は メールで送ってもらいます
彼は陶芸暦も長く すでに 七輪陶芸の方も 名人芸に達しています 時々 粘土・釉薬などの材料や 自身の作品を送ってもくれます また 上京する折々には 拙宅に寄って 直接指導もしてくれています

その友人に 追いつけ追い越せで 頑張ってはいるのですが これがなかなか成果が上がりません
土練りから始まって 乾燥・素焼き・絵付け・焼成などの過程は 変わらないのですが 何しろ窯が七輪です 色々と問題が起きてきます

七輪に木炭を入れて その中に作品も置いて焼くわけですから せいぜい 湯のみかぐい呑みを 1個焼くのが限度です
それに 焼く場合は 高温が必要です 1200度くらいになってくれないと困ります 七輪の炭を うちわで扇いだくらいでは 1000度にも届きません そこで ドライヤーを使って 空気を送り込みます これも ドライヤーを 七輪の空気吸入口へ 押し付けるようにしてやりますから プラスチック製のドライヤーの先端が 熱のため溶けてきます

高温を得るには 木炭の質も関係します 硬い炭でないと すぐに燃え尽きてしまって 温度も高くなりません 炭選びに苦労します それに 炭火の熱は 七輪の中で 一様に分布してくれません


焼成は 酸素の量を加減する「酸化焼成」と 「還元焼成」がありますが 七輪陶芸では それをコントロールするのが 困難です
それから 肝心の七輪自体が 使っているうちに 高温のためボロボロに崩れてきます それを 粘土で補修しながら だましだまし使うのですから これまた大変です

そうして 「素焼き」 「施釉」 「本焼き」 と進むわけです ところが 同じ材料 同じ手法で作ったつもりでも 出来栄えはみんな違います 気に入った作品が出来ても 
2度と同じものは作れません

本格的な焼成窯を使えば そんなことはありません 手順通りやれば 先ず失敗はありません でも 七輪陶芸はそうは行きません 失敗の繰り返しですし どんな作品になるのか 予想も出来ません

だから私は かえって楽しいと思っています 七輪陶芸は 手間暇かかります でも
どこか 子育てや 人間づくりと似ているのです

私に 七輪陶芸を教えてくれた九州の友人は 医大の教授をしていました 彼は 時々 医師として活躍している 教え子たちの話をします その中で 「彼らは(教え子の医師たち) エリートとしてのプライドはあっても 人間性に欠ける面がある」 とこぼすことがあります

そんなことがあるから 友人も 陶芸を始めたのではないだろうか? 陶芸の心を通して 教え子たちに 何が大事かを伝えようと思ったのではないか? と 自分が七輪陶芸を始めて 私はそう思うようになりました