幼児教育を語るひろば

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子どもの心理・7不思議(2)

3.正直に言えと迫られるから うそを言う
 
子どもを叱る時 「正直に言いなさい!」 と言う大人の(特に親や先生)気持ちは どうなんでしょうか? 一般的には 自分の方に期待する答の予想があって 子どもがその通りに言えば 「正直!」 と満足するのではないでしょうか?

予想通りの答が返ってこないと 大人は プライドを傷つけられたように感じて イライラするのです その結果 子どもを強く叱ります 子どもの方は その成り行きが分かっていますから そうなるのが嫌で うそをつくか沈黙するかになってしまいます

つまり 大人を信用していないのです ですから うそで あるいは沈黙で 早く その大人との関わりから 逃れようとします
これでは 子どもと大人の関係は 悪循環で なかなか正直には言ってもらえません
 
正直に言ってもらうためには 両者の信頼関係が 何よりも大事です 子どもは 本来正直なのです でも 1度大人からうそを言われたり 裏切られたりすると もう警戒して 2度と大人を信用しません 

普段から 子どもと うその無い関係を築くように心がけましょう


4.褒められたいから 目立ちたがる

だれでも 褒められると嬉しいものです まして子どもはそうです 特に 本人の特性や特技を褒められると 嬉しさは倍増します
褒められるというのは 認められることでもあるのです

どんなに些細で単純なことでも 本人が 何かに一生懸命取り組んでいるのに気づいたら 認めて そして褒めてあげましょう その過程でも成果でも構いません
結果的に よく伸びる子というのは 一つのことに没頭して取り組んでいる子です 「好きこそ物の上手なれ」です 

子どもには いくつも課題を与える必要はありません 一つのことを 徹底的に考えぬく やりぬくことが 大切なのです 「一芸に秀でる」 という言葉もあります
 
子どもを褒めることは 共感し合う関係を 築くことでもあるのです
最近 共感性が失われつつある という声をよく耳にします 「共感性」は「人間関係能力」と 置き換えてもよいと思います 「社会性」や「人格」は 人間関係の中でつくられます ですから 共感性が乏しいと 社会性も発達しませんし 人格も劣る ということになってしまいます

広島・栃木で 痛ましい事件が続きましたが 犯人たちは 共感の世界で育っていないのです 褒められたことも無いのです 特に家庭という人間関係の中で しっかり育つべきだった 社会性・人格が欠落したまま 社会に送り出されてしまったのです