幼児教育を語るひろば

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思春期あれこれ・3

小見出しだけ見ると 「思春期って大変なんだ」と 驚いている方もあるのでは? でも ここで言おうとしているのは 「思春期は こんな風邪を引くこともあるから その時は慌てないで 気を楽にして対応して下さい」 ということなのです 殆んどの子は そんな風邪を引くことなく 立派に成長して行きます

非行化
非行と一口に言っても 刑法に触れるような犯罪行為から いわゆる不良行為と呼ばれる 飲酒・喫煙・ケンカの類まで 色々あります 
少年が非行に走る原因も多様です 家庭や学校生活からの脱落 生活環境や人間関係の悪化 本人の心の問題等が考えられます 
ただ 非行の原因を 本人に聞いても はっきりしません 本人自身 納得出来るような答は無いのです ですから 非行の兆しを見つけたからといって 大騒ぎするのは考えものです 

親は 子どもの健康状態には よく注意しています 元気が無い 食欲が無い 咳をしたとなると すぐに熱を測ったり 薬を飲ませたり 医者に診せたりします
ところが 非行の兆しに気づいた時は ちょっと違います どうしてよいか分からずに そのまま放置しておくか 叱ったり嘆いたりして 大騒ぎするか 後者の場合 あげくの果てに「勝手にしろ」と 投げ出したりします 結果的には どちらも 何の手立てもしないで終わるのです

親自身 非行への対応に 問題のある場合があります わが子の非行を 「友だちが悪い」「先生が悪い」「環境が悪い」「世の中が悪い」と 責任転嫁してしまうことです わが子を守るためでしょうが よい解決にはつながりません
子どもの非行について 夫婦で責任をなすり合う場合もあります 「お前の育て方が悪い」「あなたが子どもの生活に無関心だから」等の声を よく耳にします これでは子どもの方も 母親が・父親が悪いで 納得してしまいます

そうかといって 子どもの行動に あまり干渉が多いと 子どもも警戒して 非行を隠してしまいます (それでなくても 悪いと承知でやっているのですから) そうなると兆しの発見が遅れ 手遅れになります

非行の前兆に気づいたら 何といっても慌てないことです そして 子どもの話をよく聞いてみます それには 普段からの親子関係が大事なことは 言うまでもありません 問題によっては 速やかに関係機関に(学校・警察・少年相談所等) 相談する勇気が必要です この場合 子どもにも親自身にも 妥協しない姿勢が大切です

異性問題
思春期で一番難しいのが 異性問題です この問題は 娘と息子で 捉え方が違います 一般的には 親と娘の場合に 比重が多くかかります 娘の親は 男子より女子の方が 被害性が大きいと思っています 実際 妊娠・中絶などで 後遺症の残る場合があります また失恋などの精神的な痛手も 将来に渡って 影響を及ぼしたりします (最近は男子の方が 痛手から立ち直れないとも 言われていますが)

娘が男の子と付き合い出したことを知ると 親は必要以上に心配します そして 「どんな男か?」「どこで知り合ったか?」「そんな所に出入りするのは不良だ」「あんな男と付き合うな」等々 口うるさく干渉します 一方娘にすれば 「親は文句ばかり言う」「親は私を信じてくれない」「彼は私を大事にしてくれる」 と反発します 親の干渉は 娘にとってイヤミでしかありません 疑う親の方がイヤラシイと思うようになります 
娘の異性問題は 娘を追い詰めて こじれる場合が多いのです あげくの果てに 彼の所へ家出という話が よくあります

息子の場合は ずいぶん違います 「彼女が出来たのか?」と ニヤニヤする程度で 親もあまり気にしません 男女関係の失敗は 男は許され 女は許されない という封建制のなごりかも知れません 大人の性モラルも まだまだ低次元なのです
確かに男女関係には 理屈を超えたものがあります (それだけ 生物的なものなのでしょう)

1度や2度の異性問題の失敗で 人生がおしまいになるわけではありません 男女共に 性は 生きてる限り関わるものです 性は生に通じます だから 親の生き方から 性を学ぶのです つまり 親の性に関する見識が 異性問題の正否のカギになります

思春期は 大人への第1歩です 子どもの生き方を認めることが 子どもの性を認めることになります (子どもの性意識を尊重し 男性として女性として その生き方を認めるということ)

余談ですが 「子どもの異性問題で 悩んだことが1度も無い」 という親子関係も心配です