幼児教育を語るひろば

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(旅のメモ・5) 日本海軍の跡

1日呉市内を散策しました 呉市は明治以降 日本海軍の歴史と共に 発展してきた町です

「大和ミュージアム」
今年4月にオープンしたばかりの 「大和ミュージアム」へ 行ってみました 戦艦大和を賛美する施設かな? という懸念もありました
人気があって 混んでいるというので 開館時刻の9時を目指して 出かけました なるほど 沢山の人が来ていました
入館してみると 心配した戦争謳歌の雰囲気はありません 日本が近代化して行った経過を 分かり易く展示しているという感じです 特に 造船・製綱をはじめとした 色々な科学技術を 当時の文化・生活と共に 紹介するというものでした
その技術の結晶が 戦艦「大和」です 10分の1の模型が 1フロアーいっぱいに 展示されていました
大和が出来上がった時は 大型軍艦の時代の終わる頃で すでに航空戦の時代に 入っていたとのことです
でも 大和を造った造船技術は 戦後も受け継がれて 活かされ 今日の日本工業・経済の発展に 貢献しました
3階には 船に関わる体験施設があり 子どもたちで賑わっていました 車社会ですから 船の知識は乏しいので 大人も興味を示していました
「大和ミュージアム」は 正式には 「呉市海事歴史博物館」ですから 造船業の盛んな呉市にとって ふさわしい施設と言えます 大和ミュージアムは 人集めの愛称のようでした

「入船山記念館」
旧呉鎮守府司令長官官舎があった所です この辺りは 旧海軍の心臓部です
長官官舎は 国の重要文化財にも指定されています 和風・洋風の建物が点在していますが 洋館部の壁や天井は 珍しい金唐(キンカラ)紙で覆われていて 明治のロマンを感じます 日露の日本海海戦で有名な 東郷平八郎司令長官の 住宅も保存されていました
戦争の悲惨さを訴える資料も 数多く展示されていました ただ そこから1歩離れると おだやかなたたずまいに囲まれて 平和のありがたさを しみじみと感じることが出来ます

「歴史の見える丘」
遅い昼食を 旧海軍工廠跡が望めるレストランで摂りました この付近は いわゆる軍需工場が連なっていた所で 戦時中は 一般人が立ち入るのを制限していました
「大和」が建造された ドック跡もあります 正岡子規の句碑もありました
「軍港 呉かあらぬ 春の裾山 灯をともす」
秋の日差しを受けて 海上自衛隊の潜水艦などが 数隻見えます その様子からは これが戦争のために使われる軍艦とは とても思えません いつまでも戦争とは無縁であって欲しいと 心から願いました