幼児教育を語るひろば

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(旅のメモ・4) 安芸の宮島

広島港から 船で宮島へ渡りました 宮島は日本三景の一つですが 瀬戸内海国立公園の目玉でもあります 特別名勝や特別史跡などの 指定も受けています それに何よりも 1996年 「世界文化遺産」として登録・認定されたため いっそう人気が高まりました

厳島神社の建造物は 殆んどが国宝 または国の重要文化財に指定されています 最近2~3年の間に 何回か 台風による災害を被りました でも すでに修復されて 元の姿に戻っています
海中を敷地にした美しい建造物は 私たち日本人にとっても珍しいものです まして外国人は もっと感激すると思います 現に 私が国宝の「能舞台」を見学中 アメリカ人らしい一行と 一緒になった時の様子からも そう感じました 
案内人の英語の説明を みんな真剣な顔で 熱心に聞き入っています そして 質問しながら 写真のシャッターを 何回も切っていました
案内人が 「床が共鳴して 太鼓の役割を果たしている」 と説明したようで 殆んどの人が その場で足拍子を取り 感嘆の声を発していました また 能舞台に入ってみたいと 要求している人もいるようで 案内人を困惑させていました

宮島の秋は 紅葉です 「もみじ饅頭」が生まれたわけも肯けます
島にそびえる「弥山」は 南西日本を代表する植物が 驚くほど残っている原始林だそうです 海中から山頂まで 調和の取れた生態系で つながっています その原始林にも アチコチ 赤や黄に色づいた樹木が 目立ちます
特に 弥山原始林の麓にある 紅葉谷公園一帯の紅葉は その名に恥じません カエデの仲間が多いためでしょう ロープウエーに乗って見下ろすと 燃えるような錦の絨毯が どこまでも広がっているようです

島内を歩きながら 名物の鹿が 少なくなったように思いました 各地の観光地では サルや鹿が増えすぎるので 人為的に淘汰していると聞きます 気になったので 
老舗のもみじ饅頭店で休んだ時 お店の人に そのことを尋ねてみました 
お店の人の話です
「宮島の鹿は 自然に減ってきたようです 元々 山の中で草などを食べていたのが 町中に出てきて 人から餌をもらうようになってから おかしくなりました 病死も多く 子鹿も少なくなりました 町の生活に慣れると もう野生には戻れないようです」
「確かなことは分かりませんが・・・」 ということでした いずれにしても 人間が関わっているのだと つくづく思い知りました

11月3日から 宮島町は 廿日市市に合併されました 隣りは山口県です 山口県には 岩国の米軍基地があります 宮島からも 直線距離で僅かです
岩国基地に 沖縄の一部部隊が 移動してくるという情報があります そのため あちこちで 岩国基地の増強反対のビラを 目にしました 現在でも 岩国基地を飛び立つ米軍機の騒音被害に 悩まされているようです
沖縄の基地縮小は 誰もが願っていることです でも それが いざ自分の側に移ってくるとなると 話は別です エゴと言えばそうですが これも 戦争が残した傷痕だと思います