幼児教育を語るひろば

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共感性

私は月に2回ほど 認知症の人たちが入院している病院の ボランティア活動に参加しています そして 誕生会など レクリエーションの補助をします
ところで 最近私より若い人が 入院してくるのが気になります 世の中 あまりにも合理性や便利性を追求するために それに付いていけない人が 増えているのではないでしょうか? と 余計な心配もしています なぜかと言うと その人たちには 共通の症状が見られます それは 共感性が とても乏しくなっていることです 情感の豊かな環境で生活していれば 共感性も 豊かになると言われます それだけに この人たちが 関わってきた生活環境が 気になるのです 共感性の基本は 相手の気持ちが判るということです 
今日は誕生会があって ボランティア活動の日でした そして こんな経験をしてきました チームごとのゲームが終わって おやつの準備中に テレビを観ていました 台風14号による土砂崩れのため 行方不明になっている人のニュースを 伝えていました 私は 最近入院した60歳代の男性に 「可哀そうですね 助かるといいですね」 と声をかけました 彼は しばらくしてから 無表情で 「木が倒れている」 と指差しました 映像の状況は理解できたようですが 人命について 情感で受け止めている様子は 見られませんでした 
ふと気が付くと 同じボランティア仲間のAさんが (まだ20代の女性) 別の患者さんたちに 台風の被害について 熱心に説明していました 彼女のほほには 涙が伝わっていました ひとりのおばあさんが それに気づいて 「どうしたの?」 と聞いていました 「歳老いてくると 子どもに戻る」 と言われますが 共感性は 戻らないようです 共感性豊かな子どもたちは その涙を見て育って行きます
さて やがて私も行く道ですが このボランティアを通して 多くのことを学んでいます