幼児教育を語るひろば

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しつけ

裁縫に「しつけ」という言葉があります 縫い目が狂わないように 先ず 荒く縫っておくことを言います 幼児期に 好ましい生活習慣をしつけておくと 大人になって それがしっかり身につくのと似ています しつけという字を 「躾」と書きました 身が(行動が)美しく(正しく)なる状態を 表したのだと思います
しつけの最初の先生は なんと言っても母親です ルソーも「エミール」の中でそう言っています ですから 母親の人生観・倫理観・教育観などが 子どものしつけには 大変影響します 幼稚園・保育園の先生方も 幼児のしつけには関わります ただ 母親と違うのは 多くの子どもたちを対象としますから 自分の人生観・倫理観等が強く現れても 子どもの反応を見て 検証したり 修正したりすることが出来ます でも母親は そうは行きません 我が子一人だけを見ていますから 自分のしつけが 正しいのか正しくないのか 他と比較出来ないので よく分からないのが普通です
しつけは 授乳から始まると言われます 時間を決めて授乳する母親 決めないで 子どもが空腹を訴えたら授乳する母親 そこから違ってきます 前者は 育児書に忠実な母親で 特に都会に多く 現代は このタイプが圧倒的なようです 後者は 子どもの欲求によって対処する母親で 少数派です 以前は農村に多く見られました
面白いことに 時間通りにミルクを与えられた子の中には ミルク嫌いの子が出てくるということです 教育でも 無理やり勉強を強いられると 勉強嫌いになると言われます どこか似ていませんか?
授乳のしつけの後にも 色々としつけは続きます 離乳・排泄のしつけは 授乳よりも面倒です この他にも 生活習慣として しつけなければならないことは 沢山あります 母親の苦労も 並大抵ではありません 子どもの成長に従って 家族で分担・協力して 子どものしつけに当たるようにしましょう
大事なことは しつけは いついつまでに どこまでしなければいけない と言うものではないということです ですから 育児書などの 発達段階云々などを あまり鵜呑みにしないで 余裕を持って取り組んで下さい
それから しつけが思うようにならないと ついいらいらして 子どもを怒ってしまいます  子どもが 叱られたことを納得するならば 効果はあるのですが そうでなければ 反発するだけです 我が子が このしつけを 受け入れられるだけ成長しているのかを 見極めながら 気長にしつけるように 心がけて下さい