幼児教育を語るひろば

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一人っ子 あれこれ

少子化の影響でしょうか 一人っ子が多くなりました
「一人っ子と一杯船は持たぬがよい」 という諺があります 実は 私のところも一人っ子で この諺は 子育て中 常に気になりました 一人っ子や 一杯の船しか持たない場合は 代わりが無いために 事故でも起きたら大変と 常に心配しなければならないというわけです
そして 一人っ子は 幼稚園・保育園でも うまく集団に溶け込めないと言う声を よく耳にします 本当でしょうか? 一人っ子は いつも大人相手の生活ですから 依頼心が強くて 甘ったれで 独りでは何も出来ないと言うのです 従って 友だちと一緒になって 自発的に 活発には遊べない と言われています
私は 幼稚園に勤務した時に この問題に関心がありましたから 一人っ子と きょうだいがいる子との違いを 特に注意して観察しました 
結論を先に言いますと 一人っ子だから きょうだいがいるからと言って 子どもの遊びや成長については あまり関係が無いということです 子どもたちの人間的成長は
(社会性の育ちと言ってもよい) むしろ 他の子どもたちとの関わり方によって 作り上げられるものです ですから 一人っ子だろうと きょうだいがいる子だろうと 集団と どう交わり どう関われるかが 大きな課題になってくるのです
「きょうだいは他人の始まり」 と言う言葉もあります 長子は はじめのうち一人っ子です 両親の愛情を 独り占めして育ちます ところが 後が生まれると 様相が一変します 親は 後の子の子育てで忙しくなり あまり構ってくれません 長子が受ける最初の試練です でも我慢しなければなりません 我慢を覚えて 自立して行きます 
一人っ子にも これとは違う試練があります いつも両親の監督の目がありますから そこから逃れるためには 自立しなければなりません 本来 一人っ子は孤独な存在です 誰にも相談できずに 悩みながら 自立の道を模索しなければなりません 甘えるどころか 大変な試練が 待っているのです
「一人っ子は 甘ったれで 我がまま きょうだいがいれば 協力的で 社会性の育ちが早い」 これは 神話?に過ぎないのです
明日は 一人っ子と親の関係を 考えてみたいと思います