幼児教育を語るひろば

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続 台風19号の爪痕

台風19号の被害が、どんどん大きくなって来ています。今朝の新聞によると、福島・宮城・神奈川など12都県で75人が死亡、14人が行方不明になっていると言います。

福島・宮城県など、7県の52河川73ケ所で堤防が決壊したそうです。濁流にのまれた被災地では断水や停電が続いており、多くの人が生活への悪影響を余儀なくされています。

記録的な大雨だったと報じられていますが、地球温暖化のこともあって、これからの台風は、みんな記録的な大雨を降らせるのではないかと心配です。


人の生死には、運が伴うのでしょうか? 決壊した川の浸水に逃げ遅れた人が、家に残ったおかげで助かったり、安全な避難場所へ行くために車で出かけた人が、濁流にのまれたり、分からないものです。

何れにしても、普段は優しく穏やかな河川も、ひとたび牙をむくと、激しい水流で家屋を破壊し、人々の日常を奪ってしまうのです。


備えあれば憂い無し、とは言うものの、どんなに堤防を補強し河川の構造を変えても、台風19号の例から考えると、予想を超えた未曾有の事態は、発生してしまいます。


新聞によれば、どんなに堤防などのハード対策を施しても、防災には限界があると言います。浸水が想定される場所には、全国で3千万人以上の人が住んでいるそうですから。


私たち個人ができる防災対策には、何があるでしょうか? いざ災害に遭遇した時は、自らの命を自ら守ることが原則です。でも、自らの判断で避難行動を取ることが、本当にできるでしょうか?


自分は大丈夫! 自分の家は大丈夫! と漠然と思っているだけで、何も具体策を持っていないのが現実です。「ハザードマップを確認して!」 頭で知ってはいても、居住地のハザードマップがあるのかどうかも知りません。


今回の台風19号の災害から、せめて自分の地域のハザードマップぐらいは確認し、居住している地域の災害史も調べてみようと思いました。



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台風19号の爪痕

台風19号は、さしたる災害も残さず通り過ぎてくれたと思っていましたが、今朝の新聞やテレビのニュースを見て驚きました。

この台風の影響で、関東や東北各地に重大な災害をもたらしていました。関東・東北10県で計29人が亡くなり、14人が行方不明になっています。

21の河川で決壊し、多くの家屋や田畑が浸水被害を受けました。床上浸水が1697棟、床下浸水が1666棟もあったそうです。

さらに川崎市の沖合では、12日夜パナマ船籍の貨物船が沈没し、5人が死亡3人が行方不明になっていると言います。


気象庁によると、台風19号の12日夜までの48時間雨量は、神奈川県箱根町で1001.1ミリに達し、静岡県伊豆市で760.0ミリ、埼玉県秩父市で687.0ミリを記録して、それぞれ観測史上1位を更新したそうです。  

また24時間雨量では、宮城県で600ミリ近く、福島県で400ミリを観測した地域があります。


大雨で決壊した堤防は、千曲川(長野市で)や久慈川(常陸大宮市で)など、6県で21河川・24箇所もあると言います。私の田舎の阿武隈川も(福島・宮城県)決壊したそうです。

東京に近い埼玉県川越市では、越辺川の堤防が決壊し、老人施設が孤立したと報じられていました。


何れにしても災害史に残るような大災害が、各地で発生していたのです。


台風の多い日本ですから、普段から台風対策は取られています。でも台風のエネルギーは、すさまじいものです。台風圏内で燃える水蒸気が1日に放出する熱量は、水爆400個分に相当すると言われますから。


秋はお月見の季節ですが、災害記録には「名月台風」がいくつもあります。今回の台風19号は、1958年に襲来した「狩野川台風」と似ていると言われました。狩野川台風も「名月台風」の一つです。


「備えあれば憂い無し」とは言うものの、瞬間風速が40メートルになると、もう瓦が飛んでしまう台風の強さです。何れにしても、自分の住んでいる地域の「台風災害史」くらいは知っておく必要があると思います。

そして自分の家が、どんな現象に弱いのか? 何によって守られているのか?
このくらいは知っておかねばならないことです。



台風19号誕生の秘密

大型台風19号が関東に接近中とのこと、朝から雨模様の天気です。関東地方にやって来るのは、明日の午後になるようです。


今回の台風は狩野川台風(昭和33年、1157人が犠牲になる)に匹敵すると、テレビが繰り返して報道しています。心配です。


東京でも江戸川周辺のゼロメートル地帯に生活している人たちは、台風の襲来を心配していると報じていました。特に今回は大潮とも重なるので、その心配は大きいようです。


本来なら今日11日は「十三夜」、お月見の日です。中秋の名月を仰いで、月見酒を楽しむ日なのですが・・・

でも十五夜の頃は大潮で、満潮時の海面はいっそう高くなりますから、お月見などと浮かれてはいられません。「名月台風」という言葉もあるくらいですから・・・


10月になっても台風が襲来するのは、やはり異常気象のせいでしょうか?

台風は水蒸気を燃やして走る機関車だと、気象学者が言っています。それは台風のエネルギー源が、水蒸気だからだと思います。

熱帯の海では、照りつける太陽の熱によって、海水が目に見えない水蒸気となり、絶えず大気中に立ち上っています。その水蒸気こそが、台風の卵なのです。

水は水蒸気になる時に、1グラムについて約600カロリーの熱を必要とします。水蒸気はその熱を、太陽から貰っています。熱を貰ったままの水蒸気が雲になり、それが台風の卵になるのです。


熱を蓄えた雲は、雲の中の空気を温めて、空気は益々勢いよく上空に登って行きます。すると海面近くでは、遠くの空気がその雲の下に集まってきます。

その気流が地球の回転の影響で渦巻きとなり、台風発生のメカニズムとなります。台風圏内で燃える水蒸気が、1日に放出する熱量は、水爆400個分に相当するというから驚きです。


台風は、水蒸気を燃やして走る機関車と言われる所以です。



寒露

昨日までの厳しい残暑も一転、今日は長袖でないと寒いくらいです。
8日が「寒露」ですから、これが例年の気温なのでしょう。

太陽の光も、随分斜めから射し込むようになりました。太陽が地平線から30度ぐらいの時(今頃なら午後3時ごろ)、太陽の大気経路(太陽の光が大気を通過する距離)はその距離は一番長くなると言われます。

この時は太陽が真上から照らす時の約2倍も長く、午後5時ごろには(5度の高さ)10倍以上も長くなります。

大気経路が長いと光が弱くなるばかりでなく、青系統の光は、途中の青空を作るために赤みが濃くなり、空や人の顔を赤く染めると言われます。


要は、秋が深まってきた証拠です。

 秋の夕日に 照る山紅葉
 濃いも薄いも 数ある中に
 秋を彩る カエデやツタは
 山のふもとの すそ模様



「秋の長雨」と言われますが、あまりにも残暑が続いた今年は、これからでしょうか?

そう言えば10月中・下旬に台風が襲来した記録が、ずいぶんあります。

昭和54年10月19〜20日に襲来した台風20号では、死亡者111人という記録が残っています。まだまだ油断できません。


暦は24日が「霜降」です。露が霜に変わります。


 をしめども 鐘の音さへかはるかな
 霜にや露の 結びかふらむ

                  西行法師


露や霜は、風の弱い晴れた夜によく降りると言われます。晴れた夜は、遮るものが無いので、地上の熱もどんどん空に向かって逃げて行くのでしょう。


朝夕は、特に秋を感じるようになりました。




晩夏衰えず ?

台風15号が、厳しい残暑を日本列島に持ち込みましたが、今度は18号が似たようなコースを通って再び晩夏の暑さを呼び込むようです。

富士山に初冠雪があったから、もう秋の風が吹く季節だと思い込んでいましたが、あの初冠雪も台風が持ち込んで降らせたのだそうです。


でも確かに朝夕は秋の冷気を感じます。空の雲の様子も、うろこ雲や羊雲が多くなりました。わが家の芙蓉も満開です。夜には、コオロギらしい虫の声も聞こえました。

暦も後2日で10月です。残暑は確かに厳しいのですが、自然界は、秋の気配に満ちてきました。


先日テレビのアナウンサーが「今日は昼夜の長さが同じ12時間です」と、言っていました。26日が秋のお彼岸の明けですから、うなづけます。


江戸後期の儒医 三浦梅園は、もしも暑さ寒さが太陽の照り方によって直ちに決まるものならば、夏至が最も暑く、冬至が最も寒いはずなのに、「今夏至を過ぎて寒すすむ。春・秋二分温涼ひとしかるべきに、秋分暑にたへず、春分寒にたへず」と、述べています。

春分も秋分も、昼夜が同じ長さなのに、東京の日平均気温は、春分の日が8.5度、秋分の日が21.1度で、ずいぶん違います。


「虫しぐれ(時雨)」という言葉も、東京では死語になりました。